土木工事の定義
建物の建設は、左官工事や電気工事、塗装工事など、何種類もの工事を組み合わせて成り立っています。
「土木工事」はその中のひとつで、建物以外の建設工事全般を指す言葉です!
建物を造るための基礎部分の工事や、橋梁、ダム、道路といった建造物を造る工事を指す場合があり、現場によっては、下水道の配管工事なども土木工事と呼びます。
それでは主な土木工事を3つ挙げておきましょう。
・基礎工事
住宅などを建てる際の基礎を造る工事が基礎工事です。
基礎工事は、軟弱な地盤に適している「杭基礎」と、杭を使わず地盤に直接基礎を造る「直接基礎」の2つに分けられます。
さらに「直接基礎」には、「ベタ基礎」「布基礎」「独立基礎」という方法があり、一般的な戸建住宅での基礎工事の多くは、底面の一面を鉄筋コンクリートにするベタ基礎が採用されています。
・造成工事
造成工事は、盛り土をしたり、石を積んだりして、建造物を建てるなどの目的のために土地を加工する工事です。
・外構工事
造園工事、排水工事、舗装工事など、建造物本体以外の外構物を造る工事を外構工事といいます。
ダム建設工事(砂防ダム工事、貯水池工事など)
ダム建設工事には、砂防ダム工事、貯水池工事などがあります。
砂防ダムは、土石流の流れを阻止したい渓谷などに造られるダムのこと。
土石流など、上流から流れてくる土砂をいったん受け止めるポケットを造り、下流に流れる土砂の量を調節します。
貯水池は、水力発電や灌漑に使用する利水、河川の量を調整して水害を防ぐ治水のいずれかを目的として造られる人工湖です。
規模の大きな工事なので、まずは工事用の道路を造成するところからスタートします。
道路ができたら、コンクリートのもととなる石を採集・運搬し、堤体を建設していきます。
トンネル工事
出発地から、地下や山の中、海底などを通って目的地へ抜けるトンネルも、土木工事によって造られています。
トンネル工事の代表的な工法は、土を掘り進めながら鉄枠や吹きつけコンクリートなどで全体を支え、最後にコンクリートで固める「山岳工法」や、シールドという鉄の筒の内側で土を掘ってパネルをはめ込む「シールド工法」、一度トンネルを造ってから埋め戻す「開削(かいさく)工法」、鉄やコンクリートで造ったトンネルを水底に運んでつなぎ合わせる「沈埋(ちんまい)工法」が挙げられます。
一般的なトンネルは山岳工法によって造られますが、地盤の硬さや掘る場所によって工法が選択されます。
橋梁工事
人々の生活を支える重要なインフラである橋も、土木工事のひとつです。橋梁工事は、地中で橋を支える基礎を造り、橋脚を取りつけて、橋桁を設置した上に道路を造るというのが一般的な流れになります。
<つづく>
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