全体の流れ
EP.33「設計から建築までの流れ」
今回は「設計相談」から「基本設計」までの流れを説明します!
「設計相談」
建築主とのヒアリングを行い、建築主が建物に求める要望と方向性を確認する。
建物計画に必要な資料を収集(敷地測量図、地盤調査資料、真北測定資料等)する。
測量等の資料が不足している場合は、測量等の業者の紹介、作業の段取り等を行なう。
これに伴い以下の調査を行います!
「現地調査」
敷地形状の確認、敷地近隣の状況の確認、道路状況の確認を行なう。
また建築に必要な行政調査(用途地域、道路幅員、条例、上下水道、ガス、電気、公図の確認)を行なう。
敷地の地盤調査もしくはボーリング調査を専門業者に依頼する。
「地盤調査」
地盤の状態を調べ、建物を支える基礎の構造の選択を的確に判断する材料となる調査。
鉄骨造、鉄筋コンクリート造の建物は建物を支えるだけの強い地耐力が必要となる。
建物を支えるために必要な地耐力が確保できない場合は、建物を支持できる硬い地層まで杭を打ち込み建物を支えることとなる。
「基本構想」
建築主とのヒアリング、現地調査、行政調査をもとに、建築主の求める機能と空間を実現すべく計画案をまとめる。
具体的には、平面図、断面図、概要書、外観スケッチ等を作成する。場合によっては、複数回の提案となる。
「設計監理契約」
建築主(委託者)と建築士(受託者)の間でかわされる設計監理業務契約。
契約にあたっては建築主、建築士、設計監理の対象となる建築物がはっきりと特定され、
さらに設計期間、工事監理の期間、設計監理報酬の金額と支払方法を取り決める必要がある。
通常は以下の団体の書式をもちいる。日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会、新日本建築家協会。
「基本設計」
基本構想をもとに建築主の意向を設計図にまとめたもので、平面・立面図、透視図あるいは模型等から成る。
基本設計はこれから建築しようとする建物の根幹となるため、十分な検討と話し合いが必要となる。
実施設計(実際の工事用図面)を行うための第一段階の設計。
ここまでが基本設計までの流れです。
基本構想で何回も建築主と話し合いより良いものを作るんですがそれがとても大変で、大切なんですよね!
<つづく>
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